マーケティングリサーチの全体の流れ

結果報告工程とは

最後はデータを基に、顧客が次にどんなアクションを取るべきか?を提言する報告会、結果ディスカッションを実施します。

ただデータを調査して終わるのではなく、顧客がより良いマーケティング活動を実施するために、課題解決に結びつけるために、データから考えられる次のアクションプランを提示します。

大きい案件になれば、顧客の企業方針にもかかわる重要な工程となります。

結果報告工程の詳細工程

報告会、結果ディスカッション

報告書によってリサーチ業務の評価が決まると言っても過言ではありません。

企画の評価やデータの質、分析の精度は重要ですが、最終的には報告書の品質、次に何をすべきか?が求められます。

報告資料が適切にまとめられていない場合、「データの羅列で終わっている」「社内で活用できるように再度まとめ直さなければならない」といった指摘がされる可能性があります。

報告会での議論を促進することも困難になるかもしれません。

追加分析

報告会、結果ディスカッションの結果、より詳細な情報が必要となった場合、追加調査・追加分析を求められることもあります。

再度与件整理を行い、分析を実行します。

結果報告のここが楽しい!難しい!

ここが楽しい!

  • データの背景にあるものやインサイトを自分なりに解釈し、それをクライアントに説明できること・クロス表のスコアで傾向を発見できたとき。
  • 数値などを用いたロジカルな組み立てと、納得感・共感を得られる伝え方で、パズルのような面白さがある。
  • 仮説通りの結果がでたとき。 逆に仮説通りの結果でなかったときも、そこから、説明可能な新しい発見があったとき。
  • お客さんの仮説や自身の思い通りに結果が出た時や、発売される商品に携わった調査が活かされている時。

ここが難しい!

  • こうなんじゃないか?と思ったことを言語化して、分かりやすく相手に伝えること。
  • クライアントが期待する結果が必ずしも出ないこと。
  • データを算出することが仕事ではなく、お客様の課題解決のヒントを得ることが目的であるため、難解な結果を咀嚼して説明する技術まで求められる。
  • 調査だけでなく、商材や業界などクライアントに関連する知識が求められ、クライアントとディスカッションできるレベルをキープする必要がある。

調査だけにとどまらない
マーケティングリサーチャーのミライ

市場調査業界は、インサイト産業(データを収集・分析し、無意識の中にある潜在的な欲求・感情をクライアントに提供する)への転換が叫ばれており、データ収集・分析というところだけでなく、実際の商品やサービスの販売を加速させるマーケティング分野の知見・提案力が求められてきます。

そんなマーケティング活動を支援するマーケティングリサーチャーの重要度も今後増していくと考えられる中、リサーチャー個人はどのようなスキルを磨いていくべきなのでしょうか?