マーケティングリサーチの全体の流れ

実査とは

調査企画で設定された調査を実施する工程です。

アンケートを取る場合は、アンケート画面の作成やアンケート用紙の作成、調査のための座談会などを設定する場合はその準備などを行います。

正しく情報を集められるよう、集める方法に誤りがないかなどを確認します。

実査の詳細工程

画面作成・用紙作成

リサーチを行う手法に応じて、調査を受けるユーザーの調査画面・用紙の作成を行います。

リサーチ専門企業の場合、リサーチのサイトなどを持っていて、そのサイトの中に今回の調査のリサーチ項目を入れ込み、リサーチ画面を作成することもあります。

また、実際にフィールドワークで調査をする場合などは、調査を受けてもらう人たちへ配る調査用紙の作成なども行います。

インターネット調査・対面調査かによっても準備する内容は変わってきます。

調査実施

作成した調査を実施します。

納期がありますので、スケジュール管理が重要となります。

インターネットアンケートであれば、サンプル数に足りない場合、どのようにサンプル数を増やすアクションをするか?など、納期に間に合わせるための動きも重要になります。

より良いデータを集めるための調整が主な業務となります。

マーケティングリサーチ調査で使われる手法

定量調査

定量調査は、ユーザーが「はい/いいえ」や「10段階評価」「〇×評価」などの数値によって回答する方法で行われる調査です。

この方法では回答を集計し、グラフや図を用いて分析することが可能です。回答方法が明確であるため、多くのサンプル数を一度に収集することが容易であり、統計的な分析が可能です。

また、最終的には図やグラフなどで結果を視覚的に表現することで、調査結果の信頼性と納得性を向上させることができます。

定性調査

定性調査は、ユーザーが「はい/いいえ」では答えられない、行動の根拠、理由、経緯など変容性のある情報を詳細に収集するための調査方法です。

例えば、1対1の会話形式の場合、対象者の意見だけでなく、その意見に至った背景や要因なども確認することができます。

グループインタビューなど、複数の対象者が一同に会し、多様な意見が自由に出る環境では、対象者自身も気づかなかった潜在的な意見を発掘することができる可能性もあります。

データベース分析

データベース分析は、すでに収集されている豊富なデータにアクセスし、整理、加工、統合した後に分析を行うプロセスです。

マーケティングリサーチの専門企業は、それまでの知見を収集し、大きなデータベースを持っていることも多く、そのデータを活用しマーケティング支援を行っています。

実査のここが楽しい!難しい!

ここが楽しい!

  • 結果を想像しながら調査票作成することが楽しい。
  • 調査で明らかにしたいことが、データとして取得できるように、調査項目を考えるところ。

ここが難しい!

  • 調査票作成、画面チェック、集計など細かい作業が要求される。
  • 調査や調査票の設計がイケてなくて方向を見誤ったり、ミストラブルといった嵐が起きたりすると大変。

調査だけにとどまらない
マーケティングリサーチャーのミライ

市場調査業界は、インサイト産業(データを収集・分析し、無意識の中にある潜在的な欲求・感情をクライアントに提供する)への転換が叫ばれており、データ収集・分析というところだけでなく、実際の商品やサービスの販売を加速させるマーケティング分野の知見・提案力が求められてきます。

そんなマーケティング活動を支援するマーケティングリサーチャーの重要度も今後増していくと考えられる中、リサーチャー個人はどのようなスキルを磨いていくべきなのでしょうか?