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マーケティングリサーチャーのこれから
- インサイト産業への変革

マーケティングリサーチ産業はインサイト産業へ

様々なビジネスにおいて、データに基づく意思決定が重視される昨今、マーケティングリサーチが担う役割は拡大してきました。

ツールおよびプラットフォームの発展や、いわゆるビッグデータ活用の進展により、幅広い情報源からビジネスに直結する示唆や提言を行うことが期待され、業界も"インサイト産業"と括られるようになりました

インサイト産業とは

インサイト産業は、様々なデータを収集・分析し、クライアントにインサイトを提供する産業と定義されています。

インサイトとは

インサイトとは、消費者自身が認識していない隠れた欲求を指します。
市場の成熟に伴い、どの商品を選んでも大きな差が生まれなくなった時代だからこそ、消費行動の奥にある「インサイト」がより重要になってきています。

インサイトの提供には、市場調査を行う企業が長年携わってきましたが、

  • 様々なデジタル計測データの取得および活用の加速
  • ツールおよびプラットフォームの発展
  • ビジネス課題の解決支援ニーズの高まり

といった背景から、下記8つの領域を包括した産業へと区分が再定義されました。

インサイト産業へ拡張された新しい業界区分

マーケティングリサーチ業界のこれからのイメージマーケティングリサーチ業界のこれからのイメージ

インサイト産業の市場規模

一般社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会は、2022年度のインサイト産業の売上高は、
従来の市場調査の売り上げの1.67倍の4.315億円と試算しています。

2021年度と比較して、市場規模は113.6%の伸びを示しており、今後も市場として拡大していくことが期待されます。

情報参照元URL:一般社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会公式サイト(https://www.jmra-net.or.jp/activities/trend/investigation/20230822.html)

インサイト産業に変わる業界
マーケティングリサーチャーには何を求められる?

インサイト産業の一角である市場調査領域を担うマーケティングリサーチ企業。そして、その企業で活躍するマーケティングリサーチャー。

業界全体が拡張する中で、マーケティングリサーチャーに求められる役割・スキルは変わっていくのでしょうか?

マーケティングリサーチを主力事業とする企業の代表に話を伺ってみました。

恒藤優氏

QO株式会社代表
恒藤 優氏

市場調査会社大手、株式会社マクロミルに入社し、コンサルタントとして消費財メーカー、小売、携帯キャリア、B2Cサービスなどの業界を担当。
2019年、株式会社博報堂との合弁企業立ち上げに伴い、QO株式会社へ執行役員として出向。
2022年より同社代表取締役社長に就任。

インサイト産業の変遷

Q.業界が変わる中、今後マーケティングリサーチャーに求められるものはどう変わっていくとお考えでしょうか?

これまでは、リサーチによって検証すべき課題を整理し、リサーチの企画・実行をリードした上で、分析結果や示唆を提供することが主な役割でした。今後はそれらに加えて、クライアントの事業環境を理解し、社会や生活者の動向を把握した上で、マーケティング課題の整理からマーケティング活動の提言までが期待されるようになります。

Q.それはなぜでしょうか?

マーケティングリサーチャーも、マーケティング活動や事業の方針に反映できる示唆や提言を行うことが期待されているからですね。

予測不可能なVUCA時代と呼ばれて久しくなり、多様性も拡大する中で、社会や生活者動向の変化もこれまで以上に早く、大きくなっています。

そして、そうした社会や生活者の変化を把握するためのデータソースも、テクノロジーの発展と共に増え続けており、分かることや調べられることが拡大しています。

ビジネス課題を解決するためのアプローチや、そのアプローチを決定するための情報も増え続けている今、事業と世の中を正しく理解した上で、ビジネスに直結する情報を抽出することが求められています

マーケティングリサーチャーはどのようなスキルを伸ばしていく必要があるか?

Q.マーケティングリサーチャーを担う方々はどのようなスキルが求められるでしょうか?

リサーチャー個人としても、世の中の理解、つまり社会や生活者の動向の把握を軸として、マーケティング活動における課題や方針を提言する力が求められます。

Q.「提言する力」ですか。デジタル領域のデータ活用などが上がるかと思っていました。

もちろん、デジタル領域を中心に従来より幅広いデータを活用することは、必須となっています。

そうしたデータ活用も手段としながら、クライアントの事業環境や"世の中"を広く理解し、社会や生活者の動向を把握すること。

そして、マーケティング課題の整理から、マーケティング活動の提言を行うことが目的となります。

当然ではありますが、データ活用もリサーチもあくまで手段です。

結局はビジネスに直結する示唆や提言を提供することができるかどうかです。

リサーチの場合は、リサーチで検証すべき内容を分析して終わるのではなく、それを踏まえた提言まで繋げることが期待されます。

マーケティングリサーチ知見を基に
マーケティング活動や事業方針のカベウチを行うビジネスパートナーへ

近い将来必要とされるマーケティングリサーチのイメージ図近い将来必要とされるマーケティングリサーチのイメージ図

これは私が代表を務めるQO株式会社の考えでもあるのですが、マーケティングリサーチを行う会社は、事業と社会と生活者を理解し、マーケティング活動へアドバイスする存在となる必要があります。

Q.そのために恒藤さんの会社ではどんな取り組みをしているのでしょうか?

データソースやツールを幅広く活用できる環境を用意

マクロミルのデータソースや、博報堂からシェアされるマーケティング用のデータベースなどに加えて、グループ外のソースやツールも積極的に取り入れています。

マクロなデータを補完したり、トレンドを捉えたり、あるいは、N1の生活者インタビューを行ったりということが、社内で完結する環境があることで、より広い視野で事業や世の中を理解することができると考えています。

多くの事例や案件の経験を増やす

実際のプロジェクトから学ぶことが大半なので、リサーチャー業務経験がない方も含め、早い段階から案件機会を提供することを重視しています。

また、自身の主担当案件に限らず、事例に触れることでスキルを向上できると考えており、日頃からケーススタディや事例共有会なども重視し、学びを深められる環境を作っています

マーケティングプランニング領域の強化

マーケティング活動に資する提言を行うために、リサーチ前後で行われるマーケティング戦略策定や施策方針の設計についても、博報堂の支援をもらいながらトレーニングを進めています

QO株式会社で私たちと一緒にインサイト産業を創っていきませんか?

Q.最後にマーケティングリサーチャーを志す人に一言お願いいたします

社会の変化、生活者の価値観や行動の多様化、そして、それらを捕捉するデータやツールの拡大。

世の中を捉え、顧客ニーズに沿ったマーケティング活動を展開する上で、マーケティングリサーチャーが担う役割はこれからも大きいと考えています。

そのような中で私たちは、50年以上にわたって培ってきたリサーチノウハウ、マクロミルの豊富なデータアセット、博報堂のマーケティングナレッジを掛け合わせ、次世代のマーケティング支援企業を目指しています。

世の中の変化を捉え、生活者理解を軸にマーケティング支援に取り組んでいくやりがいを、ともに楽しんでゆける方とお会いできることを楽しみにしています!

QO株式会社の公式HPで
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QO株式会社(旧:株式会社H.M.マーケティングリサーチ)

QO株式会社の公式HPキャプチャ 引用元:QO株式会社公式HP
https://www.q4one.co.jp/

リサーチ業務に従事し、60年以上の歴史を誇るマーケティングリサーチ業界でも老舗の企業です。現在では、広告代理店大手の博報堂と同じくマーケティングリサーチ業界大手のマクロミルのジョイントベンチャーとして、マーケティング領域・マーケティングリサーチ領域両方の知見を活用し、顧客のマーケティング活動を支援しています。

博報堂のナレッジを基に、マクロミルのデータを活用した
リサーチ・マーケティング業務を行える環境が魅力の一つです

調査パネルを中心とした
高品質で大規模なデータソース
国内パネル
1,100万人以上
海外パネル
1.1億人以上
※2022年6月末時点
オフラインとオンラインを横断する
ノウハウで
マーケティングの
スペシャリストを目指せる
CLT
(会場調査)
60件 / 年間
HUT
(ホームユーステスト)
50件 / 年間
来場者来店客
90件 / 年間
※2019年度の実績

QO株式会社の求人例

     
年収 400万円 〜 727.2万円
賞与年2回
年間休日122日
原則テレワーク
募集背景

当社は過去50年にわたり、付加価値のあるマーケティング・リサーチ・サービスの提供を目指し、事業を推進してまいりました。

昨今では親会社の一つである博報堂のナレッジを活用しながら、
これまで大手広告代理店が手掛けていた「マーケティング・プランニング」を事業化したコンサルティングモデルを展開しています。

これにより、リサーチ結果に基づく提言に留まらず、
マーケティングプランの立案や、調査や広告の実施を前提としないマーケティング活動への伴走ができるようになりました。

2024年より、これらの事業ドメインの拡大と合わせて、
生活者や社会のためにマーケティング支援を手掛けていきたいという思いから、
『「やさしい好奇心」で価値を紡ぐ、マーケティングアドバイザーへ』を新ミッションに掲げ、『”よろこび”が循環する未来』をビジョンに、マーケティング支援事業を推進していきます。

ミッションを共に実現できる仲間を募集しています。

経験未経験・転職の時期を問わず、当社にご興味を持ってくださった方は、ぜひご気軽にご応募ください

こんな人と働きたい
  • データ起点の戦略を考えることが得意な方
  • 商品企画やデータ分析、Web関連、販売促進等のマーケティング領域での業務経験をお持ちの方
  • 大学時代にマーケティングや統計学を専攻されていた方
  • 分析ツール(SPSS、Rなど)の使用経験がある方

求める人物像

  • 世の中の様々な商品やサービス、消費者行動などに対する知的好奇心が強い方
  • マーケティングやリサーチ、インサイト業界でキャリアを積んでいきたい方
  • ロジカルに物事を考えることが好きな方
こんな人でも大丈夫
  • リサーチ業界で働いたことがない・全く異なる業界で働いていた
  • クライアントへの戦略提案経験がない
    (入社後、ベーススキルを身に着けられるようにサポートいたします)
応募資格
  • 大卒以上
  • 事業会社での正社員経験(年数不問)
  • コミュニケーション力の高い方
  • 積極的、意欲的に仕事に取り組める方
  • 本ポジション、及びマーケティングリサーチという業種への強い興味、関心
  • 法人営業経験またはマーケティング関連業務経験(2年以上)
QOで働くメリット
  • 博報堂のマーケティングナレッジとマクロミルの豊富なデータアセットに基づいて一流のマーケッターを目指せる
  • 自らの戦略提案で顧客のマーケティング課題の解決をする実績を得られる
  • 普遍的なマーケティングスキルを身に着けられる
  • データ分析を極めて、市場価値を高めることができる
職種 マーケティングリサーチャー
雇用形態 正社員
給与
             
  • 年収 400万円 〜 727.2万円
    ※経験者は給与幅が上がります。
  • 昇給年1回(7月)
  • 賞与年2回(3月・9月)
勤務地 東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル9F
※原則テレワーク
働く環境
  • 定量調査だけでなく定性調査も手掛け、調査の一連の流れに携わることができるため、広い視野でマーケティングリサーチを経験したい方にとっては、最適の環境です
  • 社員スキルアップのための研修体系を充実させています。併せて博報堂グループへの研修参加もあります。
  • 産休・育休・時短制度を整えています。
    女性社員のキャリアアップを支援するために、小学4年生に達するまでの子供を持っている場合には、引き続き時短勤務の適用ができるといった、法定以上の手厚い制度を整えています。
  • 在宅勤務を基本スタイルとしてご就業いただけます。
休日休暇
  • 完全週休2日制(土日)
    ※年間休日122日
  • 祝日
  • リフレッシュ休暇(毎年5日付与)
    ※1年目は入社日に応じて変動
  • 年末年始(12/29~1/3)
  • 有給休暇(入社日に1~10日付与)
    ※2年目以降、毎年4月に12日~最高20日付与
  • 慶弔休暇
  • 産前産後休暇
  • 育児休暇
  • 介護休暇
  • 看護休暇
福利厚生
  • 社会保険完備(健康・厚生・労災・雇用)
    ※東京都情報サービス産業健康保険組合加入
  • 在宅勤務整備(一律手当有)
  • 通勤手当(出社日数に応じて実費支給)
  • 確定給付企業年金基金加入
  • 全国情報サービス産業厚生年金基金加入
  • 退職金制度(入社1年以上で支給対象)
  • 慶弔見舞金(結婚、出産、弔意、傷病、罹災)
  • リファラル採用祝金(紹介者・入社者)
  • アメックスゴールドカード優遇(実質年会費永年無料)
  • 保養施設・スポーツ施設・レストラン等、優待・補助有
  • 永年勤続休暇(15年以降、5年毎)
  • MVP表彰(賞金有)
  • 再入社支援制度
  • 再雇用制度(現在再雇用64歳まで)※段階的に定年年齢引き上げ
  • 社用携帯貸与
  • PC貸与(Let's note等)
  • 社内自販機・休憩ルーム
  • フリーアドレス
  • 服装オフィスカジュアル
  • ★育休後復帰率100%
選考プロセス
  1. 書類選考
  2. 面接(担当)
  3. 面接(役員)
  4. 内定
  5. ※1次面接は、オンライン(Zoom)